仕事

校正トライアル問題(1)

読書中に見つけた誤りです。

どこに指摘を入れるべきか、探してみてください(^^)

作業時間目安:1分

 

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……分かりましたか?

ちなみに内容は関係ありません。

答えは、下の赤字のとおりです。

Q1、2、4の疑問文には、文末に疑問符「?」がついています。

Q3のみに疑問符が抜けているので、統一した方がいいと思いますから、

赤字で指摘を入れます。

もし、明らかな間違いではない場合や、修正してよいか迷う場合は

黒鉛筆や緑色のペンで指摘を入れます。

 

校正というと、内容を読み込んで誤字脱字を見つけるということだけに着目しそうなものですが、表記の統一も大切なチェックポイントになります。

慣れてくると、内容を読みながら不統一に気づくことが多くなりますから、今回のような点は自然に目に入るようになるといいですね。

 

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仕事

校正の仕事を始めたい人に必要なこと

これから校正の仕事を始めようとする人に向けた記事です。主婦の方が、家事や育児の合間にできる仕事として昔からよく候補に挙がる職種だと思うのですが、いざ仕事を始めるには何が必要かということをお話しします。

国語力・注意力・集中力

仕事の内容については、以前「校正者は何を見てるか」という記事でざっくりと書きました。誤字脱字を見つけるのはもちろん、文章全体で矛盾したことを言っていないか言い回しや言葉の接続(×:上を見上げる→◯:上を見る、×:明るみになる→◯:明るみに出る・明らかになる)などもチェックします。これに気づくには、文が論理的かどうか判断したり、正しい用法が何か知っている必要があります。つまり、国語力が必要です。本をよく読んでいる人は比較的得意かもしれませんが、普通の読書と違う点として、書いてあることをすべて受け入れるのではなく「本当に正しいか」を吟味しながら読む必要があります。

読むときには、作業効率の観点から言うとスピードもある程度重要になってきますが、見落としを極力なくさなくてはいけません。同じ文章を何度も読み返さなくてすむよう、集中して一度に多くの誤りを見つけます。よく出てくる単語に表記揺れはないかどういう単語に表記揺れが多いか、あるいは一つの単語の中でどの表記が多いか(いう・言う、もつ・持つ)など。出現数が多い方に合わせて表記を統一することもありますから、どっちが多いか大体把握しながら読み進めることも必要です。クライアントによっては独自の表記ルールが細かく決まっていることもありますから、最低限そのルールに書かれている点は見落としがないようにします。

注意力は、慣れや経験によって培われることが多いかもしれませんが、はじめのうちに見落としやすいものをいくつか紹介しておきます。最近はwebコンテンツの校正の仕事をクラウド上で行うケースが増えていますが、webコンテンツで特に多いのは誤変換です。見間違いやすいものもある(×:週間誌→◯:週刊誌、×:内蔵脂肪→◯:内臓脂肪)ため、仕事に慣れない人が流し読みをしていると簡単に見落とします。

あとは、まれに書籍などの紙媒体をスキャンして文字データにしているものがあり、見た目が似ていて全く違う字が入っていることがあります(×:話を間く→◯:話を聞く)。注意しないと特に見逃しやすいものです。

情報収集力

文章を読んでいて、正しいかどうか分からない部分は調べます。例えば、「お肌のアンチエイジングにはヒアルロン酸がおすすめです。市販のサプリメントを飲むことで手軽に若さを取り戻せます」のような文があったとします。読み流してしまいそうですが、コラーゲンがアンチエイジングに有効かどうか、自分が科学的な根拠を説明できないときには調べます。個人のサイトや販売元の広告はあまりあてになりません。Wikipediaも、作成者が匿名だったりするので信頼性が十分ではありません。公共機関のサイトや刊行物Google Scholor(論文検索エンジン)、専門書など事実を確認できる資料をあたって、「効果がある」と結論づけられている文献があればOKですが、そうでないときには指摘を入れます。上の例だと、次のような指摘になると思います。「ヒアルロン酸には皮膚組織の水分を保つ機能はありますが、サプリメントなどで経口摂取すると分解・全身に吸収されるため、顔の皮膚に直接効果をもたらすとは言い切れません。また、サプリメントは健康食品であって医薬品ではないため、効果を断言することは薬事法で禁じられています。美容皮膚科などで行われるヒアルロン酸注射であれば、顔面に直接注入するため注入部分のシワなどにある程度の効果が見込めます」……長いですね。

ちなみに、文章を直接修正するのではなく、紙面の余白やテキストファイルのコメント機能を使って指摘を記入します。クライアントが困らないように、代替案を入れるとなお良し。上の例では「お肌の潤いを取り戻すには皮膚にヒアルロン酸を補うことが効果的です。市販のサプリメントを飲むと消化・吸収され全身に成分が行き渡りますが、顔のシワにピンポイントで効果を求めるならヒアルロン酸注射がおすすめです、などとしてはいかがでしょうか?」くらいでしょうか。もっと縮めてもいいですが、サプリメントだと顔のシワだけに100%成分が届くわけではないことや、どうすれば顔のアンチエイジングが可能なのかを入れた方が、読者にとって親切かなと思います。

校正の仕事にもいろいろありますが、こういう指摘が必要な校正では情報収集力が高いほど、作業スピードや校正の質が上がります。また、得意分野がある人は、調べる手間が少なくて済む場合がありますからなお有利です(それでも指摘を入れる場合は、文献や信頼できるサイトを参照元として挙げる必要があります)。

資格もいいけど経験が大事

これは個人的な意見ですが、経験に勝るものなしという感じがします。校正の仕事を始めるつもりなら、少しでも早く始めて多くの経験を積む方が今後の仕事につながります。初期の能力が高いに越したことはありませんが、数をこなしている人の方が気づくことが増えるというのも事実。実際に、未経験で資格などがない人でも応募できる仕事はあります(単価や時給はやや低めかもしれませんが)。勉強のためには、毎回通勤するスタイルでその都度仕事の出来ばえを対面評価してもらえるシステムのものがいいと思います。また、同僚の仕事を見て学ぶことができる環境もおすすめです。というのも、最初から完全に一人でクラウド上だけで仕事をすると、フィードバックが受けられないので自分の校正がいいのか悪いのか、成長しているのかすらわかりません。校正した後、その文章が最終的にどうなったかも知ることができないのが普通です(クライアントの判断で校正結果が不採用となる部分もある)。

なお、校正者の資格としては日本エディタースクールの校正技能検定というもがあります。全くの未経験で、仕事を始める前に準備や資格が必要、と感じる方は通信講座などを受けて検定を受けるのもいいと思います。ちなみに私は校正の仕事を8年していますが、この検定を受けたことはありません。資格がないと仕事をさせてもらえない、といったことは今までに1件もありませんでした。実際の採用判断ではクライアントが行うトライアルテストで合格すればいいという場合が多く、経験を通して培われる力を信用して仕事を下さるということもあります。

 

根気のいる仕事ですし、どこかに自分の名前が載るとかはないので日の目を見ない業種ではありますが、職域の範囲で徹底的に文章と向き合えるという面ではとてもよいものです。職人気質な人が校正者に向いているとも言われます。まあ、いろんな方が校正をしているので一概には言えませんが。。いずれにせよ、文章の質を高めて誤りをなくす大切な仕事だと私は思っています。校正の仕事をしたいと思っている人は、まず始めてみることが一番重要かもしれません。

 

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仕事

校正者は何を見てるか

かれこれ10年近くなりますが、仕事で校正をやっています。

普通に小説とか読んでるときに、見つけてしまいますね〜。。誤植やらなんやら。

一回スイッチ入って「あれ、この言葉さっき違う漢字使ってなかったけ……使い分けあるのかな?」とか考え始めると、もうストーリーに集中できない(笑)。他にもTVのテロップの送り仮名とか、チラシとか、つい見てしまう。探すっていうより、違和感あるところをよく見たらやっぱりあったっていう時が多い。目に飛び込んで来る感じです。

 

最近は新聞よりwebニュースを情報源としてよく読んでますが、速報性ゆえに誤植が多いなーと感じます。新聞社のweb刊とかでもたまに見かける。新聞とかの場合は、見つけたとき一応配信元に知らせるようにしています。誤りがあるといけないので……。書籍の場合は自分が旧版を買っている場合もあるし、すでに誰かが見つけて改定版で直してるかも(過去に自分が書籍をつくる側で、そういうことが多々ありました)、とか思うとあまり急いで知らせなきゃいけない気持ちにならない。

 

校正の仕事で見つけるべき間違いは、誤植だけではありません。

ちなみに校正と校閲の違いについては

校正:文字や体裁(レイアウトとか、見出しのサイズとか)の誤りを見つけて正すこと

校閲:内容を読んで、誤りを正す+不自然な点を補うこと

です。

校正をする際には内容も読んで不自然な点を指摘する場合がほとんどだし、校閲の役割の中には誤植を見つけることも含まれています。どちらの作業内容も重なる部分がある、ということです。

 

校正するときに、具体的にどういうところを見ているかというと……

本文が入る位置はずれていないか

本文中の文字列に変な設定は入っていないか(字と字の間が部分的に空きすぎ、詰めすぎなど)

誤字脱字、語用(誤用)チェック

主語述語がねじれてないか

漢字などに意図しない使い分け、つまり表記ゆれはないか

論理的な矛盾や誤りはないか

わかりにくい表現はないか(よりシンプルで適切な表現にできないか)

改ページや改段落のルールは守られているか

見出しの階層ごとに決まっている文字の大きさや太さ、フォントの種類は正しいか

見出し番号や図表番号、見出しとその内容は対応していて間違いはないか

図表内の表記ルールや体裁は統一されているか

表の数値の合計など、計算は合っているか

ページ番号は抜けや重複なく通っているか

目次と本文のページ番号、見出しなどは対応しているか

参考文献の表記は間違っていないか

索引のページ番号は合っているか

著者の名前と肩書きは間違っていないか

……などなど。

行間や字間とか、記号の全角半角とか、ダッシュの種類とか、読者はそんなの気にして読まないだろ、っていうところもチェックします(商品として正しくて当たり前の部分だから)。

 

自覚してませんでしたが、こうしてみるとけっこう色々見てるんですねー。他人事のようですが。これを1回(か2回)の通読でチェックします。もちろん、案件によっては誤字脱字とか明確な表現間違いみたいなのだけ指摘すればいいような、わりと基準が簡素な校正もあります。でも、読んでたら気づくし「これ直した方がいいよなぁ多分……」みたいな、もやっとするものは一応報告します。

校正の仕事は文字単価がとても低い(ものによるけど1文字0.1円とか普通にある)けれど、けっこう大事な仕事だと思っています。

未経験でも簡単にできるイメージを持つ人も多いかもしれないけれど、注意力や集中力が必要なのでそんなにおいしい仕事でもないと思います。

でも、向いてる人はやるといいと思います。仕事自体を楽しめて、それがスキルアップにつながるならやった方がいいと思います。そして、得意分野を見つけてその知識を蓄えると、校正の時に間違いを見つけやすくなるのでとても役立ちます!やっぱり、知らない分野の校正は「何が間違っているかわからない」状態になりやすく、読んでてすぐ誤りに気づけることが少なくなります。そうすると調べ物の回数が増えて時間がかかりすぎるし、自信を持って指摘できる点も減ります。

あと、名人が校正した後のゲラ見ると感動しますよ。他人の校正を見るのもとても勉強になると思います。

仕事

フリーランス主婦はこうして生まれた

今回は、なぜフリーランスになったかを振り返ります。

 

独身の頃は、出版社で医療関係の本を編集していました。

サラリーマンを7年間やっていたわけで、

その間は当然、毎月決まった額のお給料をもらえて、有給があって、ボーナスも出ていました。

安定の日々です。

ちなみに会社員時代、私の周りに脱サラして独立した人は、いません。

 

脱サラの直接的なきっかけは結婚したことですが、それ以前にも転職を数回していたため、

「フリーランスになろうかな」と思うことは度々ありました。

会社員のときに考えていた、フリーランスのメリットはこんな感じです。

 

・通勤時間を使って他のことができる(当時、往復で2時間かかってた)

・自分の仕事に専念できる(自分宛じゃない電話を取るとか、雑務が入ってこない)

・金額が高くても低くても、収入に納得できる(実力と収入の関係が非常にわかりやすい)

・専門性が高まる(自分で仕事の種類や分野を絞れる)

 

何だか、会社生活への不満ばかりに見えますが。。笑

いざフリーになって振り返ると、大体イメージしていた通りかなと思います。

 

ちなみに編集者というのは、分野にもよりますが

実はスケジュール管理とか発注業務なんかが多くて、全体の進行を調整する係なんです。

机に向かってコツコツと原稿とか読んでるイメージが強いかもしれませんが

(それもやりますが)、それはメインではありません。

必然的に、いろんな人と関わって全体を取りまとめながら仕事をすることになります。

そうすると自然に雑務は増えますし、

自分自身が頑張るだけでは、良いものができることはほとんどないです。

 

そんなことを考えているうちに、

「自分が仕事してて一番楽しいのは、校正とか執筆してるときかな。

集中して制作物と向き合えるから」

と思うようになりました。

 

もちろん、フリーランスの道を考えるにあたってこんなデメリットも視野に入れていました。

・収入が不安定

・決まった休みがない

・職場のツテとか会社の人脈(集団の力)を頼れない

・トラブルは自己責任

 

法人に比べると、(特にかけだしの)個人は非常に弱い……。

この他にも社会保険料が高くなるとか不利な点がありますし、

マメじゃないといろんな手続きが非常に煩雑でハンデを背負うことになりますから、

安易な独立は決しておすすめしません。

せめて在職中に副業などをいくつかやってみてから、真剣に検討を試みてはと思います。

私自身、配偶者がいて収入面の不安を力強くカバーしてくれていたおかげで

思い切って開業することができました。

ただ実際、編集の仕事をずっと続けるよりは、フリーになってよかったなと思っています。

なぜなら、会社員の働き方よりもフリーランスのほうが、編集者よりも校正者およびライターの働き方が自分の性に合っていたからです。

 

そして、主婦になっても「お金になる特技を持ち続ける」ことは、

思いのほか自分の自信につながると実感しています。

(働き方は自営業に限らず、社員さんでもパートさんでもきっと同じ)

 

今はバリバリ稼ぐというよりもマイペースに仕事してるけど、

ライフワークを模索していた私にとって、

フリーランスは一つの良い答えだったような気がしています。

 

仕事

サイト立ち上げ

個人で仕事を始めてからしばらく経ち、ついにブログを立ち上げました!
みなさんに知ってほしい情報や備忘録、雑記などをアップしていきます。
マイペースでやっていきたいと思います。